ネタバレ感想【劇場版ドラゴンボール 最強への道】

【story】
むかしむかしのこと、七つ揃うと神龍が現れ、どんな願いでも一つだけ叶えてくれるというドラゴンボールを求めて世界中を旅している少女ブルマ。天才的な頭脳を持つ彼女は、自ら作り出したレーダーを使ってドラゴンボールを探していたところ、山奥に住む、尻尾の生えた無邪気でやたら強い少年、孫悟空と出会う。彼が所持している祖父の形見がドラゴンボールの一つと知った彼女は、成り行きで悟空と共にドラゴンボールを探す旅をすることになる。途中、スケベな変身妖怪ウーロンや、やたら強いが女の子にはめっぽう弱い荒野の盗賊ヤムチャらと出会い、仲間になる。

一方、ブルマたちとは別にドラゴンボールを集めている組織があった。その名は世界最悪の軍隊レッドリボン軍。レッドリボン軍は、その強力な軍事力を使い、世界中で人々への迷惑も顧みず強引な手段でドラゴンボールを集めていたのだ。

ブルマたちは旅の途中で寄った、雪に囲まれたとある村でレッドリボン軍と鉢合わせる。そこには、マッスルタワーと呼ばれる巨大な塔を建設し、国民にドラゴンボール探しを強制しているレッドリボン軍幹部の一人、ホワイト将軍がいた。悟空はマッスルタワーに乗り込み、次々と各階層を守護している敵を蹴散らしながらホワイト将軍のもとに辿り着くが、ホワイト将軍の切り札である人造人間8号の強さは悟空を上回っていた。

悟空を圧倒する人造人間8号であったが、心優しい性格の彼は、途中で闘いを放棄、悪事を働くホワイト将軍に反旗を翻した。怒ったホワイト将軍は、8号の体内に仕込んである爆弾のリモコンスイッチを押そうとするも、間一髪で悟空が阻止。ホワイト将軍は倒され、マッスルタワーは陥落した。無事にドラゴンボールも入手し、村に平和が戻り、悟空は人造人間8号のことをハッチャンと呼び仲良くなった。共に旅は出来ないが、再会を約束して悟空たちは次なるドラゴンボールを探す。

途中で出会ったウミガメを助け、お礼にと連れてこられたのは亀仙人と名乗るスケベなじいさんだった。亀仙人から、意のままに空を飛ぶことの出来る雲、筋斗雲と、亀仙人がたまたま持っていたドラゴンボールを貰い、大喜びの悟空たちの前に再びレッドリボン軍の魔の手が迫る。幹部の一人、ブルー将軍率いる艦隊の総攻撃を受け、ピンチに陥るが、亀仙人の正体は世界最強の武闘家、武天老師だった。必殺のかめはめ波でブルー艦隊を吹き飛ばす亀仙人。悟空も見よう見まねで放ってみると、亀仙人顔負けのかめはめ波を発射。しかし、不意打ちで悟空はダメージを受け、更にドラゴンボールを奪われ、仲間たちは軍本部に囚われてしまう。

気がついた悟空は、皆を助ける為にレーダーを頼りに筋斗雲でレッドリボン軍本部に乗り込む。瞬く間に軍幹部を倒していく悟空。勝利は目の前だ。

その頃、レッドリボン軍は内部崩壊を起こしており、レッド総帥はブラック補佐に殺害され、新たな総帥となったブラックは秘密兵器のバトルジャケットに乗り込み、悟空に最終決戦を挑む。その破壊力は悟空を圧倒し、悟空の切り札であるかめはめ波も通用しない。絶体絶命のその時、悟空のピンチを察したハッチャンが助けに来る。死力を尽くしてブラックに挑むハッチャンだが、力及ばず、逆に破壊されてしまう。親友であるハッチャンの無残な姿を目の当たりにした悟空は怒りと哀しみに打ち震える。その時、悟空の体に変化が起こった。

怒りの涙を流しながら、全身からオーラを放ち、髪の毛は逆立ち、通常の何倍もの威力のかめはめ波を放つ悟空。その威力はバトルジャケットの装甲を簡単に貫き、ブラックもろとも木端微塵に吹き飛ばした。

闘いに勝利はしたが、ハッチャンを失った哀しみは癒えない。ブルマはドラゴンボールで神龍を呼び出し、悟空に願いを言う様に促す。悟空は神龍に、ハッチャンの体を体内の爆弾は除いて元に戻してほしいと願う。ドサクサに紛れて二つ願いを言っているように見えるが神龍は快諾。見事ハッチャンは蘇り、悟空たちの旅は終わりを告げたのであった。

【review】
当時の最新の画力と技術で再構築された初期のストーリー。これ、多分この後ピッコロ編やサイヤ人編と続く予定だったのかな。これ以降は作られませんでした。

設定を全て知っている上で描かれるストーリーなので、悟空が唐突に超サイヤ人の片鱗を見せたりと、ちょっとそれはどうなのかな?と思う展開もあるが、製作期間にも余裕があったのでしょうか、全体的に非常に丁寧に作られていて、これでもかというくらいに描き込みに力が入った作品でした。恐らく劇場版シリーズで一番クオリティが高い。

後期のドラゴンボールでは母になってあまり目立たなかったブルマの元気な少女時代の活躍を見ると、やはりこの作品の正ヒロインは彼女であると再認識させられるくらいに魅力的でしたね。そして惜しげもなく盛り込まれるパンチラシーンの連発。

これが1996年作品で、次の劇場版が制作されるのは17年後の2013年。この間にどれほどの変化が見られるのか、悟空たちの運命は?大して期待せずに待て(鳥山明風)!

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